西伊豆焼塩
西伊豆焼塩は、「西伊豆戸田塩」を特殊な製法を用いて、焼塩にしました。
もともと、塩化ナトリウムがぐっとおさえられている「西伊豆戸田塩」を特殊製法で高温で仕上げることにより、水分が飛び、軽く・サラサラになり結晶もさらに細かくなります。
味も「西伊豆戸田塩」より一層 ”塩かど”が、無くなりまろやかな味わいになります。
焼塩のイメージ
塩を焼くと言うことは、イメージでは炒める事を思い出すかと思いますが、本来の炒めて焼くのではなくて、特殊な技法を用いて、高温であたためて「西伊豆戸田塩」を焼いていきます。
焼塩のポイントは塩化マグネシウムにあります。
塩の働きとは、塩辛いの辛いイメージしかない為に、しょっぱい・辛い・苦いというイメージが強かったと思います。しかし、その辛いだけのイメージからどのように辛さをとり、”塩かど”がたたないようにするかを考えました。
塩化マグネシウムはの元は、「にがり」にあります。にがりは豆腐の凝固剤として利用されていますが、「西伊豆戸田塩」を平釜製法に出来上がったのこり汁のことを指しており、にがりにはとても多くのミネラルが含まれています。
塩化マグネシウムから酸化マグネシウムへ変化
「西伊豆戸田塩」の中にも塩化マグネシウムは含まれていて、塩化マグネシウムは「苦味」をだします。これが苦いというイメージとなるわけです。
西伊豆戸田塩を特殊な技法により高温で温めることにより、「西伊豆焼塩」が完成します。塩化マグネシウムは炙らずに高温で温めることで”酸化マグネシウム”に変化します。
酸化マグネシウムは、本来の「苦味」を抑えられる効果がある為に、カリウム・カルシウムなどが甘みを出している効果を引き出させます。
「西伊豆焼塩」はまろやかで、甘みが引き立つ”塩”として、熟練の末に出来た商品になります。
もともと初期に作られた「西伊豆戸田塩」は、商品一本しかありませんでした。「西伊豆戸田塩」をもっとさらに多くの方の食卓へと考えた社長は、新たな塩を焼くと言うことに着目して出来た商品が「西伊豆焼塩」なのです。
西伊豆焼塩の美味しい食べ方とは?
塩化マグネシウムには、苦味成分がはいっており通常の塩には、どうしても苦味が含まれてしまいます。塩化マグネシウムを炒めずに高温でさらにあたためると、酸化マグネシウムと言う物質に変化します。この変化により「西伊豆戸田塩」は「西伊豆焼塩」に変化するわけです。
酸化マグネシウムとの出会いで、「西伊豆焼塩」は、苦味成分をさらにおさえカリウム・カルシウムなどの甘み成分を分かりやすい形で出すことが出来ます。
特別にあう料理は、天ぷらです。「西伊豆焼塩」の苦味を抑えて甘みを引き立たせる焼塩は、天ぷらそのものだけでなく、素材の味を引き立たせる効果もあります。
サラサラになった焼塩を天ぷらに振りかけたり、一口食べたその後に天ぷらと素材に軽くちょんちょんと「西伊豆焼塩」を付けて食べると、素材の味はそのままで衣と素材を上級な味わいに仕上げてくれます。
天ぷらだけではありません。おにぎりにもとても合うのが「西伊豆焼塩」です。
私のおすすめは、よく洗ってすすいだ手のひらに「西伊豆焼塩」を振りかけます。手のひらの水分と焼塩が程よく混ざりその上に、シャキッとしたご飯を載せて「具」を真ん中に置いたら「具」を包み込むように丸めます。そして優しく握るのがおすすめになります。
西伊豆焼塩でしかない、特殊な作り方で出来上がった特殊製法でお試しください。
見た目も味もさわり心地もかわってきます
水分がさらに抑えられると言うことは、塩本来の結晶のつぶが細かくなると言うことになります。結晶がこまかくなると軽くなるばかりか、サラサラしたさわり心地になります。
水分がなくなった分だけべたつき無くなり、本来塩独特の辛みからくる食感も変わってくるというわけです。
塩の味覚は舌の前の方で味を感じています。舌先は”甘み”で、奥に行くにつれて⇒”塩辛味”⇒”酸っぱい味”⇒”苦味”となります。
辛みを敏感に感じる下の感受性が最も高いところは、舌の前側部にあります。ぜひ一度ためして体感してみてください。